国家資格 管工事施工管理技士

管工事施工管理技士とは?

管工事施工管理技士とは、冷暖房設備工事、下水道配管工事、ダクト工事、浄化槽工事、ガス配管工事など管工事に関する配管設備工事全般を取り扱う専門家です。高度な応用力を活かして指導監督的業務に就く1級管工事施工管理技士と、技術者として施工管理に携わる2級管工事施工管理技士からなる、国土交通省所管の国家資格。
2級については、「一次試験」が2017年度から年2回の実施となりました。
また、令和3年度以降の第一次検定合格者へは、国家資格として『施工管理技士補』の称号が付与されます。

  業務独占資格  名称独占  身体上の障害等に係る特別措置がある資格

その他情報

難易度は? 1級:★★★☆☆(普通)。
2級:★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、
1級一次:24.0%、1級二次:73.3%、
2級一次:48.6%、2級二次:46.2%


【1級一次】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 16,839   7,231   42.9%  
令和3年度 15,827   3,792   24.0%  
令和2年度 13,531   4,738   35.0%  

【1級二次】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 6,618   3,769   57.0%  
令和3年度 4,540   3.330   73.3%  
令和2年度 8,211   5,018   61.1%  

【2級一次】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 7,976   4,513   56.6%  
令和3年度 9,070   4,406   48.6%  
令和3年度(後期) 2,510   1,360   54.2%  

【2級二次】近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 8,316   4,962   59.7%  
令和3年度 13,099   6,054   46.2%  
令和2年度 12,678   5,514   43.5%  

就職は? 建設、配管工事会社。1級管工事施工管理技士は営業所・工事現場ごとに設置義務がある上、入札時にも、有資格者の人数が大きく影響するため、管工事会社をはじめとする建設業で絶大な評価を誇っています。
仕事内容は? 冷暖房設備工事、下水道配管工事、ダクト工事、浄化槽工事、ガス配管工事などの工事において施工計画作成、作業指示、安全管理をを行います。
年収は? 配管従事者の平均年収は485.3万円(賞与込)です。

2022年 男性  給料


 

2022年 女性  給料


平均年収:485.8万円
平均月収:33.9万円
平均時給:1,813円
年間賞与等:78.7万円
平均年齢:44.5歳
平均勤続年数:13.8年

 

平均年収:444.7万円
平均月収:30.3万円
平均時給:1,651円
年間賞与等:80.1万円
平均年齢:34.0歳
平均勤続年数:6.4年

(2022年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

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 資 格 概 要

受験資格

令和6年度試験から受験資格が変更となります。
また、令和10年までは経過措置として(旧)受験資格との選択が可能です。

●一級

※下記は新受験資格となり、令和6年度から適用されます。

□第一次

19歳以上(受検年度末時点)

□第二次
  1. 1級第一次検定合格後、
  • 実務経験5年以上
  • 特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
  • 監理技術者補佐としての実務経験1年以上
  1. 2級第二次検定合格後、
  • 実務経験5年以上(1級第一次検定合格者に限る)
  • 特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上(1級第一次検定合格者に限る)

※下記は旧受験資格となり、令和10年度までの経過措置となります。

□第一次
  1. 大学で指定学科卒業後、実務経験3年以上(指定学科以外は4年6月以上)
  2. 短大、高専指定学科卒業後、実務経験5年以上(指定学科以外は7年6月以上)
  3. 高校卒業者で、2級合格者、実務経験5年以上
  4. 実務経験15年以上 など。
□第二次
  1. 大学で指定学科卒業後、実務経験3年以上(指定学科以外は4年6月以上)
  2. 短大、高専指定学科卒業後、実務経験5年以上(指定学科以外は7年6月以上)
  3. 高校卒業者で、2級合格者、実務経験5年以上
  4. 2級合格者、実務経験5年以上
  5. 実務経験15年以上 など。


●二級

※下記は新受験資格となり、令和6年度から適用されます。。

□第一次

17歳以上(受検年度末時点)

□第二次
  1. 2級第一次検定合格後、
  • 実務経験3年以上(建設機械種目については2年以上)
  1. 1級第一次検定合格後、
  • 実務経験1年以上

※下記は旧受験資格となり、令和10年度までの経過措置となります。

  1. 大学で指定学科卒業後、実務経験1年以上(指定学科以外は1年6月以上)
  2. 短大、高専指定学科卒業後、実務経験2年以上(指定学科以外は3年以上)
  3. 高校卒業者で、実務経験3年以上(指定学科以外は4年6月以上)
  4. 実務経験8年以上 など。

試験内容

●1級一次

  • ① 機械工学等
  • ② 施工管理法
  • ④ 法規

●1級二次

  • ① 施工管理法

●2級一次

  • ① 機械工学等
  • ② 施工管理法
  • ④ 法規

●2級二次

  • ① 施工管理法


合格基準

●1級

一次試験

満点中、全体の得点が60%以上、かつ検定科目(施工管理法(応用能力))の得点が50%以上で合格となります。

二次試験

満点中、60%以上の得点率で、合格となります。


●2級

一次試験

満点中、60%以上の得点率で、合格となります。

二次試験

満点中、60%以上の得点率で、合格となります。


免除(科目等)について

●1級

□一次試験免除者(下記いずれかに該当する者):
  • ① 前年の一次試験合格者
  • ② 技術士法第4条第1項の規定による第二次試験のうち、技術部門を機械部門(選択科目を「流体工学」又は「熱工学」とするものに限る)、上下水道部門、衛生工学部門又は総合技術監理部門(選択科目を「流体工学」、「熱工学」又は上下水道部門若しくは衛生工学部門に係るものとするものに限る)とするものに合格した者(技術士法施行規則の一部を改正する省令(平成15年文部科学省令第36号)による改正前の第二次試験のうち、技術部門を機械部門(選択科目を「流体機械」又は「暖冷房及び冷凍機械」とするものに限る)、水道部門、衛生工学部門又は総合技術監理部門(選択科目を「流体機械」、「暖冷房及び冷凍機械」又は水道部門若しくは衛生工学部門とするものに限る)とするものに合格した者を含む)で、受験する1級管工事施工管理技術検定一次試験の受験資格を有する者

●2級

□一次試験免除者(下記いずれかに該当する者):
  • ① 前年の一次試験合格者
  • ② 技術士法第4条第1項の規定による第二次試験のうち、技術部門を機械部門(選択科目を「流体工学」又は「熱工学」とするものに限る)、上下水道部門、衛生工学部門又は総合技術監理部門(選択科目を「流体工学」、「熱工学」又は上下水道部門若しくは衛生工学部門に係るものとするものに限る)とするものに合格した者(技術士法施行規則の一部を改正する省令(平成15年文部科学省令第36号)による改正前の第二次試験のうち、技術部門を機械部門(選択科目を「流体機械」又は「暖冷房及び冷凍機械」に係るものとするものに限る)、水道部門、衛生工学部門又は総合技術監理部門(選択科目を「流体機械」、「暖冷房及び冷凍機械」又は水道部門若しくは衛生工学部門とするものに限る)とするものに合格した者を含む)で、受験する2級管工事施工管理技術検定一次試験の受験資格を有する者
  • ③ 学校教育法による大学を卒業した者で在学中に施工技術検定規則(以下「規則」という)第2条に定める学科を修め、かつ、卒業後1年以内に2級管工事施工管理技術検定の一次試験に合格(在学中の合格も含む。以下同じ。)し、卒業した後4年以内に行われる連続する2回の2級管工事施工管理技術検定・実地試験を受験しようとする者で管工事施工管理に関し1年以上の実務経験を有する者
  • ④ 学校教育法による短期大学又は高等専門学校を卒業した者で在学中に規則第2条に定める学科を修め、かつ、卒業後2年以内に2級管工事施工管理技術検定の一次試験に合格し、卒業した後5年以内に行われる連続する2回の2級管工事施工管理技術検定・実地試験を受験しようとする者で管工事施工管理に関し2年以上の実務経験を有する者
  • ⑤ 学校教育法による短期大学又は高等専門学校を卒業した者で、2級管工事施工管理技術検定の一次試験に合格した後、学校教育法による大学を卒業(短期大学又は高等専門学校在学中及び大学在学中に規則第2条に定める学科を修めたものに限る)し、短期大学又は高等専門学校を卒業した後6年以内に行われる連続する2回の2級管工事施工管理技術検定・実地試験を受験しようとする者で管工事施工管理に関し1年以上の実務経験を有する者
  • ⑥ 学校教育法による高等学校又は中等教育学校を卒業した者で在学中に規則第2条に定める学科を修め、かつ、卒業後3年以内に2級管工事施工管理技術検定の一次試験に合格し、卒業した後6年以内に行われる連続する2回の2級管工事施工管理技術検定・実地試験を受験しようとする者で管工事施工管理に関し3年以上の実務経験を有する者
  • ⑦ 学校教育法による高等学校又は中等教育学校を卒業した者で、2級管工事施工管理技術検定の一次試験に合格した後、学校教育法による短期大学又は高等専門学校を卒業(高等学校又は中等教育学校在学中及び短期大学又は高等専門学校在学中に規則第2条に定める学科を修めたものに限る)し、高等学校又は中等教育学校を卒業した後7年以内に行われる連続する2回の2級管工事施工管理技術検定・実地試験を受験しようとする者で管工事施工管理に関し2年以上の実務経験を有する者
  • ⑧ 学校教育法による高等学校又は中等教育学校を卒業した者で、2級管工事施工管理技術検定の一次試験に合格した後、学校教育法による大学を卒業(高等学校又は中等教育学校在学中及び大学在学中に規則第2条に定める学科を修めたものに限る)し、高等学校又は中等教育学校を卒業した後8年以内に行われる連続する2回の2級管工事施工管理技術検定・実地試験を受験しようとする者で管工事施工管理に関し1年以上の実務経験を有する者
□実技試験免除者(下記いずれかに該当する者):
  • ① 学校教育法による大学を卒業した者で在学中に施工技術検定規則第二条に定める学科を修め卒業後1年以内の者又は試験日の属する年度の3月までに同条に定める学科を修めて卒業する見込みの者
  • ② 学校教育法による短期大学又は高等専門学校(旧専門学校令による専門学校を含む)を卒業した者で在学中に施工技術検定規則第二条に定める学科を修め卒業後2年以内の者又は試験日の属する年度の3月までに同条に定める学科を修めて卒業する見込みの者
  • ③ 学校教育法による高等学校又は中等教育学校を卒業した者で在学中に施工技術検定規則第二条に定める学科を修め卒業後3年以内の者又は試験日の属する年度の3月までに同条に定める学科を修めて卒業する見込みの者

身体上の障害等に係る特別措置について

試験当日に車椅子、松葉杖等を使用する方は、受検票到着後、早めに管工事試験課までご連絡ください。


願書申込み受付期間

●1級

5月上旬〜下旬頃まで


●2級

□一次試験(前期試験)
  • ① 3月上旬〜中旬頃まで
□一次・二次試験、一次試験(後期試験)
  • ② 7月中旬〜下旬頃まで

試験日程

●1級

一次・・・・9月上旬頃
二次・・・・12月上旬頃


●2級

□一次試験(前期試験)
  • ① 6月上旬頃
□一次・二次試験、一次試験(後期試験)
  • ② 11月下旬頃

受験地

●1級

札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇


●2級

札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇


受験料

●1級

一次・・・・10,500円
二次・・・・10,500円


●2級

一次・二次・・・・10,500円
一次のみ・・・・5,250円
二次のみ・・・・5,250円


合格発表日

●1級

一次・・・・10月上旬頃
二次・・・・翌年3月上旬頃


●2級

□一次試験(前期試験)
  • ① 7月上旬頃(前期試験)
□一次試験(後期試験)
  • ② 翌年1月上旬頃
□一次・二次試験
  • ② 翌年3月上旬頃

受験申込・問合せ

一般財団法人全国建設研修センター 試験業務局管工事試験部管工事試験課
042-300-6855


ホームページ

一般財団法人全国建築研修センター


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