原子炉主任技術者
原子炉主任技術者とは?
原子炉主任技術者とは、「核原料物質、核燃料物質および原子炉の規制に関する法律」に基き、保安規定の実施と保安の監督にあたる者を認定する国家資格です。
その他情報
難易度は? | : | ★★★★☆(やや難しい)。 近年合格率は、筆記試験:10.6%、口述試験:31.4%。
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就職は? | : | 電力会社など。原子炉の設置者は原子炉主任技術者を選任することが義務づけられています。原子力発電所で、安全を管理する仕事がしたい方は、資格取得を目指してみましょう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仕事内容は? | : | 原子炉の運転に関する保安・監督を行います。 |
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資 格 概 要
受験資格
●筆記試験・・・・制限なし
●口述試験
筆記試験合格後、6ヶ月以上原子炉運転実務経験者。
筆記試験合格後、指定された講習(下記1.〜4.)機関で、講習課程を修了した者。
- 日本原子力研究所国際原子力総合技術センターの原子炉一般課程。
- 日本原子力発電鞄穴C研究所の運転研修課程。
- アメリカペンシルバニア州・シッピングポート原子力発電所訓練課程。
- アメリカテネシー州・オークリッジ国立研究所原子炉技術学校運転管理過程など10の講習機関。
試験内容
●筆記試験
□1日目
- ① 原子炉に関する法令
- ② 原子炉理論
□2日目
- ① 原子炉の設計
- ② 原子炉の運転制御
□3日目
- ① 原子炉燃料及び原子炉材料
- ② 放射線測定及び放射線障害の防止
●口答試験・・・・原子炉運転の実務知識
合格基準
●筆記試験
以下の(1)〜(5)までの全て、または、(6)を満たすことで合格となります。
- (1) 全科目の平均が60点以上
- (2) 「原子炉に関する法令」及び「放射線測定及び放射線障害の防止」が60点以上
- (3) 「原子炉に関する法令」、「放射線測定及び放射線障害の防止」以外の科目で60点未満が2科目まで
- (4) 「原子炉に関する法令」、「放射線測定及び放射線障害の防止」以外の科目で50点未満が1科目まで
- (5) 40点未満がないこと
- (6) 筆記試験の一部免除を受けた者は、「原子炉に関する法令」が60点以上
●口答試験
各科目100点満点中、60点以上の得点で合格となります。
免除(科目等)について
原子炉主任技術者試験の実施細目等に関する規則第2条第3項の規定による認定課程を修了した者(修了見込みの者を含む。)は筆記試験において、法令を除く科目が免除されます。また、口答試験の受験資格も得られます。(取得単位に条件あり)
身体上の障害等に係る特別措置について
障害のため、特別措置を希望する者は、受験申込書等請求時に申し出て、配付された「特別措置に関する申請書」に障害者手帳の写し又は医師の診断書等の障害の程度を証明する書類を受験申込書等と併せて提出して下さい。
願書申込み受付期間
●筆記試験・・・・1月上旬〜中旬頃まで
●口答試験・・・・7月上旬〜下旬頃まで
試験日程
●筆記試験・・・・3月中旬頃の3日間
●口答試験・・・・8月下旬頃
受験地
東京
受験料
52,100円
合格発表日
●筆記試験・・・・6月上旬頃
●口答試験・・・・10月上旬頃
受験申込・問合せ
- 原子力規制委員会原子力安全人材育成センター規制研修課 03-6277-6924
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