民間資格 ビオトープ管理士

ビオトープ管理士とは?

地域の自然生態系を守り取り戻すビオトープ事業・自然再生事業を効果的に推進するために必要な、知識、技術、評価・応用能力を認定する資格です。

その他情報

難易度は? ★★★★☆(やや難しい)。★★★☆☆(普通)。
合格率は1級:約32%、2級:約50%ほど。
就職は? この資格だけでは就職は難しい。地方自治体の業務入札資格としても認定されており、建設業、環境配慮型住宅メーカー、造園業、製造業、材料メーカーなどにつとめる人の受験者が多いです。
仕事内容は? 生態系へ影響等を考慮した都市環境整備、都市計画に携わる行政や景観設計を行います。

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 資 格 概 要

受験資格

●1級

  1. 4年制大学卒業後、7年以上の実務経験を有する者
  2. 大学院(土木、造園、農業、生物関係に限る)を卒業後、5年以上の実務経験を有する者
  3. 短期大学・専門学校・高等専門学校卒業後、9年以上の実務経験を有する者
  4. 高等学校卒業後、11年以上の実務経験を有する者
  5. 中学校卒業後、14年以上の実務経験を有する者
  6. 技術士(建設、農業、林業、水産、環境の5部門に限る)の資格を取得後、4年以上の実務経験を有する者
  7. ビオトープ管理士2級取得後、7年以上の実務経験を有する者
  8. 1級土木施工管理技士・1級造園施工管理技士資格所有者で、実務経験4年以上。
  9. 2級土木施工管理技士及・2級造園施工管理技士資格所有者で実務経験7年以上。
  10. 実務経験14年以上の者。

実務経験とは、以下のものを指します。

  • 地域計画の事業(都市計画や農村計画など)における、基本構想の策定、計画、設計、研究、分析、評価の実務、およびそれらに関する指導・監督
  • 土木工事や造園工事の、現場設計、施工、研究、分析、評価の実務、およびそれらに関する指導・監督
  • 野生生物の調査や環境改善など、自然環境の保護・保全、復元、創出に関する活動
  • 上の3点に関する、教育機関での継続的な指導
  • 上の3点に関する、環境NGOにおける継続的な活動

●2級

制限なし


試験内容

※各級ともビオトープ計画管理士、ビオトープ施工管理士の2つの部門があります。

●1級(ビオトープ計画管理士)(択一問題:50問/150分)

□共通科目(30問)

1.生態学(10問)

  • ① 生態系の構成要素
  • ② 機能
  • ③ 生物と環境の間の相互作用等に関する事項

2.ビオトープ論(10問)

  • ① ビオトープの理念
  • ② 保護の考え方及び方法等に関する事項

3.環境関連法(10問)

  • ① 自然環境及び野生生物の保護等に関する法制度(専門科目の範囲外)※1
□専門科目(20問)

1.計画部門

  • ① 都市計画や農村計画
  • ② 地域計画
  • ③ 国土全体の土地利用計画等において、特に自然生態系の保護・保全・復元・創出を目的とした場合の抗争・計画・設計等に関連する事項とそれらに関する法制度※2
□記述問題(4問)・・・・設問に対し対応する解答用紙に作文して解答
□小論文(1問)・・・・ビオトープ管理士としての意志や信念
□口述試験・・・・試験管との質疑応答(約15分)

●1級(ビオトープ施工管理士)(択一問題:50問/150分)

□共通科目(30問)

1.生態学(10問)

  • ① 生態系の構成要素
  • ② 機能
  • ③ 生物と環境の間の相互作用等に関する事項

2.ビオトープ論(10問)

  • ① ビオトープの理念
  • ② 保護の考え方及び方法等に関する事項

3.環境関連法(10問)

  • ① 自然環境及び野生生物の保護等に関する法制度(専門科目の範囲外)※1
□専門科目(20問)

1.施工部門

  • ① 河川や士水域・海岸・道路・農地・公園・里山・森林・庭等において、野生生物の生息空間を保護・保全・復元・創出する際の設計・施工全般に関する事項とそれらに関する法制度※2
□記述問題(4問)・・・・設問に対し対応する解答用紙に作文して解答
□小論文(1問)・・・・ビオトープ管理士としての意志や信念
□口述試験・・・・試験管との質疑応答(約15分)

●2級(ビオトープ計画管理士)(択一問題:50問/150分)

□共通科目(30問)

1.生態学(10問)

  • ① 生態系の構成要素
  • ② 機能
  • ③ 生物と環境の間の相互作用等に関する事項

2.ビオトープ論(10問)

  • ① ビオトープの理念
  • ② 保護の考え方及び方法等に関する事項

3.環境関連法(10問)

  • ① 自然環境及び野生生物の保護等に関する法制度(専門科目の範囲外)※1
□専門科目(20問)

1.施工部門

  • ① 都市計画や農村計画
  • ② 地域計画
  • ③ 国土全体の土地利用計画等において、特に自然生態系の保護・保全・復元・創出を目的とした場合の抗争・計画・設計等に関連する事項とそれらに関する法制度※2
□小論文(1問)・・・・ビオトープ管理士としての意志や信念

●2級(ビオトープ施工管理士)

□共通科目(30問)

1.生態学(10問)

  • ① 生態系の構成要素
  • ② 機能
  • ③ 生物と環境の間の相互作用等に関する事項

2.ビオトープ論(10問)

  • ① ビオトープの理念
  • ② 保護の考え方及び方法等に関する事項

3.環境関連法(10問)

  • ① 自然環境及び野生生物の保護等に関する法制度(専門科目の範囲外)※1
□専門科目(20問)

1.施工部門

  • ① 河川や士水域・海岸・道路・農地・公園・里山・森林・庭等において、野生生物の生息空間を保護・保全・復元・創出する際の設計・施工全般に関する事項とそれらに関する法制度※2
□小論文(1問)
  • ① ビオトープ管理士としての意志や信念

※1
法制度に関する問題は原則として、都市計画や農村計画に直接関係する者は、「計画部門」で、土木や造園に直接関係する者は「施工部門」でそれらを除く法制度全般が「環境関連法」で出題されます。
※2
専門科目「都市計画」と「施工部門」では、野生生物そのものに関する知識を問う問題も出題されます。


合格基準

●1級

以下の条件を満たすことで合格となります。
択一問題(共通科目、専門科目):60%以上の正答率で合格となります。
記述問題:A〜Dの評価中、全問AまたはBの評価で合格となります。
小論文:「可」以上の評価で合格となります。
口述試験:求められるレベルでもって適切、的確に答えられることで合格となります。


●2級

以下の条件を満たすことで合格となります。
択一問題(共通科目、専門科目):60%以上の正答率で合格となります。
小論文:「可」以上の評価で合格となります。


免除(科目等)について

●1級

  • 1級のもう一方の部門を受験する場合は、資格を取得した翌年度の受験に限り、択一問題のうち共通科目が免除されます。
  • 筆記試験のみ合格し、同じ部門、級を受験する場合、筆記試験で合格した翌年度の試験に限り、筆記試験が免除されます。

●2級

  • 2級のもう一方の部門を受験する場合は、取得年度に限らず、択一問題のうち共通科目が免除されます。
  • 一部免除認定校の学生、卒業生は、以下の3つの条件を満たすことで、各試験科目について以下の通り、択一問題の半分が免除されます。

【条件】

  • (1) 2級ビオトープ計画管理士または2級ビオトープ施工管理士の受験者であること。
  • (2) (公財)日本生態系協会が認定した「一部免除認定校」の所定の学部・学科の学生か、卒業生(ただし卒業後5年未満)であること。
  • (3) 「履修状況申告書」に挙げられた全ての授業について、履修済み(単位を取得したことを意味する)であるか、受験する年度内にその見込みがあること。

【免除される問題数】

  • (1) 択一式:3科目それぞれにつき5問ずつの計15問。
  • (2) 専門科目:10問

願書申込み受付期間

6月上旬〜8月中旬頃まで


試験日程

●1級(筆記)・・・・9月下旬頃

●1級(口述)・・・・12月上旬頃

●2級・・・・9月下旬頃


受験地

●1級

札幌、仙台、東京、新潟、長野、名古屋、大阪、福岡、鹿児島


●2級

札幌、盛岡、仙台、東京、新潟、金沢、長野、名古屋、大阪、広島、徳島、
福岡、鹿児島


受験料(税込み)

●1級・・・・11,000円(筆記再受験者:5,000円)

●2級・・・・7,000円(税込み)


合格発表日

●1級(筆記)・・・・11月中旬頃

●1級(口述)・・・・12月下旬頃

●2級・・・・12月下旬頃


受験申込・問合せ

公益財団法人 日本生態系協会 ビオトープ管理士係 03-5954-7106

ホームページ

公益財団法人 日本生態系協会


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森林インストラクター  グリーンアドバイザー  造園施工管理技士


更新が必要な資格