国家資格 臭気判定士

臭気判定士とは?

臭気判定士とは、人の嗅覚を使った測定方法による測定を管理・統括する責任者で、臭気の濃さの正しい測定、評価により環境保全に貢献する臭気環境分野で初めての国家資格です。
  業務独占資格  名称独占  実務経験なしで受験できる国家資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、29.0%ほど。


近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 530   113   21.3%  
令和3年度 483   140   29.0%  
令和2年度 472   146   30.9%  
令和1年度 505   125   24.8%  
30年度 522   132   25.3%  

就職は? 環境等の分析業、化学・医薬品業、機械・プラント業、公益団体などISO14001に力を入れている企業、団体などに就職する場合重宝されます。
仕事内容は? 工場・事業所など全国で発生している悪臭苦情を解決するために、嗅覚測定法におけるパネルの選定、試料の採取、試験の実施、結果まで「においを測定」を全てを統括します。

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 資 格 概 要

受験資格

受験日において18歳以上の者。


試験内容

●筆記試験

  • ① 嗅覚概論
  • ② 悪臭防止行政
  • ③ 悪臭測定概論
  • ④ 分析統計概論
  • ⑤ 臭気指数測定実務

●嗅覚検査

1〜5までの番号のついた「匂い紙」から基準臭の付いた2つを嗅ぎ当てます。


合格基準

●臭気判定士試験

総合得点率70%以上、各科目別最低得点率 35%以上で合格となります。
ただし、「臭気指数等の測定実務」については、問41〜50の10題(五肢択一)は35%以上、問51〜55の5題(数値回答)は50%以上必要です。


●嗅覚検査

1〜5までの番号が書かれた5本のにおい紙のうち、基準臭液によりにおいの付いた2本の「におい紙」を嗅ぎ当てる方法で、5種類の基準臭について、においの付いたにおい紙を嗅ぎ当てられれば合格となります。


身体上の障害等に係る特別措置について

配慮措置申請書に所定事項を記載の上、障害者手帳の写しや医師の診断書等その障害の程度を証明する書類を添付して、指定日までの間に公益社団法人 におい・かおり環境協会に提出、又は郵便にて送付します。


願書申込み受付期間

7月上旬〜9月上旬頃まで


試験日程

●臭気判定士試験・・・・11月中旬頃

●嗅覚検査・・・・各検査機関で随時実施


受験地

●臭気判定士試験・・・・東京、大阪、名古屋

●嗅覚検査・・・・全国の検査機関
(各検査機関とも検査日が異なりますので、予め電話で実施日を確認し、事前に予約をしてから検査を受けて下さい。)


受験料(非課税)

●臭気判定士試験・・・・18,000円

●嗅覚検査・・・・9,000円


合格発表日

12月中旬頃


合格後の更新について

臭気判定士免状の有効期限は5年間です。免状の更新をしなかった場合は失効し、筆記および嗅覚検査を受験する必要があります。 更新については、有効期限の6ヶ月前から行われる嗅覚検査を受ける必要があります。
登録・更新等の申請書類はこちら


受験申込・問合せ

公益社団法人 におい・かおり環境協会 03-6233-9011


ホームページ

公益社団法人 におい・かおり環境協会


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臭気判定士に関連する資格

計量士  公害防止管理者  東京都公害防止管理者  廃棄物処理施設技術管理