航空工場検査員
航空工場検査員とは?
航空工場検査員とは、航空工場検査員としての職務に必要な、航空機の検査、確認、製造証明などの知識及び技能にかかわる事務を担当する専門家を認定する資格。
2019年7月の閣議において「航空機製造事業法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定され、航空工場検査員国家試験は廃止となりました。
今後は、社内研修を受講し実務経験を積む形となります。すでに航空工場検査員国家試験の合格者は引き続き、航空検査技術者に選任される事が可能です。
その他、資格要検討に関しては、こちらをご覧下さい。
その他情報
難易度は? | : | ★★★☆☆(普通)。 合格率は各科目によりバラつきがあります。旧試験の合格率は、 航空機:54.4% 航空機用原動機:41.3% 航空機用プロペラ:81.8% 回転翼:78.3%、 飛行指示制御装置:69.2% 統合表示装置:77.8% 回転翼航空機用トランスミッション:73.7% ガスタービン発動機制御装置:58.8%ほど。 各科目は「法及びその附属法令」及び「製造及び修理の方法に関する事項」の科目 については概ね70%、その他の科目については概ね60%の得点で合格となり、試験の種類ごとに定められた試験科目のすべて(免除科目を除く。)に合格することが必要になります。 |
就職は? | : | 航空機整備系列会社 |
仕事内容は? | : | 検査の専門家として製造過程の最終チェックや飛行機を安全な状態に保てるよう、修理補修工場での検査を行います。 |
資 格 概 要
受験資格
特になし。
試験内容
●資格の種類
- 航空機
- 航空機用原動機
- 航空機用プロペラ
- 回転翼
- 飛行指示制御装置
- 統合表示装置
- 回転翼航空機用トランスミッション
- ガスタービン発動機制御装置
●試験の内容
資格要件は、従来の国家試験に合格することに替わり、「社内研修を受講し実務経験を積むこと」となりました。資格要件の改正概要は以下のとおりです。
- (イ) 航空機・航空機用機器の製造・修理に係る許可事業者が実施する航空機・航空機用機器の製造・修理に関する研修を受け、かつ、製造工場・修理工場において三年以上航空機・航空機用機器の製造・修理に関する事務に従事した者
- (ロ) (イ)に掲げる者と同等以上の能力を有していると経済産業大臣が認める者(経済産業大臣が必要と認める場合に限る。)
- 学歴に応じて研修科目の免除を受けることができます。
- 詳細は、省令第21条(航空検査技術者の資格)、第32条の2(航空検査技術者の選任)、第36条(研修)、第37条(事務)を参照ください。
- これまでに航空工場検査員国家試験に合格している方は、引き続き、航空検査技術者に選任されることができます。
- (※1) 航空機及び航空機用機器の製造及び修理の方法の認可等の事務には、航空工場検査官が従事しますが、経済産業大臣は、航空機又は航空機用機器の製造工場又は修理工場の従業者のうちから航空工場検査員を指名し、認可等の事務に従事させることができます。
- (※2) 航空機の製造若しくは修理の確認又は航空機用機器の製造証明について、事業者は、航空検査技術者を選任し、この確認等を行わせなければなりません。
願書申込み受付期間
各研修先にお問い合わせ下さい。
試験日程
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受験地
東京
受験料
各研修先にお問い合わせ下さい。
合格発表日
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受験申込・問合せ
- 製造産業局航空機武器宇宙産業課
- 03-3501-1692(直通)