国家資格 航空従事者

航空従事者とは?

航空従事者とは,航空機に乗り組んで運航に従事したり、あるいは、整備または改造した航空機について、安全上支障がないかどうかを確認するために必要な技能を有し、技術証明書を交付されているものであつて、その資格は操縦士、機関士、整備士、航空士および通信士に大別されます。
  業務独占資格  名称独占  必置資格  専門学校卒業で実務経験が免除される国家資格  登録が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★★★☆(やや難しい)。合格率は非公開。専門学校では合格率100%となってるところが多数あります。

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 資 格 概 要

受験資格

●自家用操縦士(飛行機)17才以上

※総飛行時間40時間以上
  1. 10時間以上の単独飛行
  2. 出発地点から270q以上の飛行で、中間において2回以上の生地着陸をするものを含む5時間以上の単独操縦による野外飛行
  3. 夜間における離陸、着陸及び航法の実施を含む20時間以上の同乗教育飛行

●自家用操縦士(回転翼航空機)17才以上

※総飛行時間40時間以上
  1. 10時間以上の単独飛行
  2. 出発地点から180km以上の飛行で、中間において2回以上の生地着陸をするものを含む5時間以上の単独操縦による野外飛行
  3. 夜間における離陸、着陸及び航法の実施を含む20時間以上の同乗教育飛行
  4. オートロテイションによる着陸

●事業用操縦士(飛行機)18才以上

※総飛行時間200時間以上
  1. 100時間以上の機長としての飛行
  2. 出発地点から540km以上の飛行で、中間において2回以上の生地着陸をするものを含む20時間以上の機長としての野外飛行
  3. 機長としての5回以上の離陸及び着陸を含む5時間以上の夜間の飛行
  4. 10時間以上の計器飛行

●事業用操縦士(回転翼航空機)18才以上

※総飛行時間150時間以上
  1. 35時間以上の機長としての飛行
  2. 出発地点から300km以上の飛行で、中間において2回以上の生地着陸をするものを含む10時間以上の機長としての野外飛行
  3. 機長としての5回以上の離陸及び着陸を含む5時間以上の夜間の飛行
  4. 10時間以上の計器飛行
  5. オートロテイションによる着陸

●定期運送用操縦士(飛行機)21才以上

※総飛行時間1500時間以上
  1. 100時間以上の野外飛行を含む250時間以上の機長としての飛行
  2. 200時間以上の野外飛行
  3. 100時間以上の夜間の飛行
  4. 75時間以上の計器飛行

●定期運送用操縦士(回転翼航空機)21才以上

※総飛行時間1000時間以上
  1. 100時間以上の野外飛行を含む250時間以上の機長としての飛行
  2. 200時間以上の野外飛行
  3. 50時間以上の夜間の飛行
  4. 30時間以上の計器飛行

その他については実施団体HPをご覧下さい。


試験内容

●一等航空士

学科・・・・
  • ① 空中航法知識
  • ② 気象知識
  • ③ 通信知識
  • ④ 工学知識
  • ⑤ 法知識
実技・・・・
  • ① 推測航法
  • ② 無線航法
  • ③ 天測航法

●二等航空士

学科・・・・
  • ① 空中航法知識
  • ② 気象知識
  • ③ 通信知識
  • ④ 工学知識
  • ⑤ 法知識
実技・・・・
  • ① 推測航法
  • ② 天測航法

●一等、二等航空整備士

学科・・・・
  • ① 機体(航空力学理論含む)
  • ② 発動機知識
  • ③ 電子部品等
  • ④ 航空法規(ヒューマン・ファクタ含む)
実技・・・・
  • ① 整備基本技術
  • ② 整備・検査知識
  • ③ 整備技術
  • ④ 点検作業
  • ⑤ 動力装置操作

●航空機関士

学科・・・・
  • ① 航空力学
  • ② 重心位置計算
  • ③ 機体知識
  • ④ 発動機知識
  • ⑤ 装備品知識
  • ⑥ 飛行中時の制御航法
  • ⑦ 通信知識
  • ⑧ 法規
実技・・・・
  • ① 装備品取扱・整備・検査
  • ② 重心位置計算
  • ③ 発動機制御
  • ④ 燃料計算
  • ⑤ 故障の際の措置

●航空機関士(滑空機)

学科・・・・
  • ① 航空工学
  • ② 航空気象
  • ③ 空中航法
  • ④ 航空通信
  • ⑤ 国内航空法規
実技・・・・
  • ① 装備品取扱・整備・検査
  • ② 重心位置計算

●航空通信士

学科・・・・
  • ① 航空通信
  • ② 機体構造
  • ③ 航法
  • ④ 航空気象
  • ⑤ 法規

●定期運送用操縦士

学科・・・・
  • ① 航空工学
  • ② 航空気象
  • ③ 空中航法
  • ④ 航空通信
  • ⑤ 航空法規
実技・・・・
  • ① 運航知識
  • ② 点検作業
  • ③ 飛行場等の運航
  • ④ 離陸・着陸、緊急時操作・連携
  • ⑤ 連絡
  • ⑥ 総合能力等

●事業用操縦士(飛行機、飛行船)

学科・・・・
  • ① 航空工学
  • ② 航空気象
  • ③ 空中航法
  • ④ 航空通信
  • ⑤ 航空法規
実技・・・・
  • ① 外部視認飛行
  • ② 野外飛行

●事業用操縦士(滑空機)

学科・・・・
  • ① 航空工学
  • ② 滑空機航空気象
  • ③ 空中航法
  • ④ 航空通信
  • ⑤ 航空法規
実技・・・・
  • ① 運航知識
  • ② 点検、飛行上等航行
  • ③ 離陸・着陸
  • ④ 緊急時操作・連携、連絡
  • ⑤ 総合能力

●自家用操縦士(飛行機、飛行船)

学科・・・・
  • ① 航空工学
  • ② 航空気象
  • ③ 空中航法
  • ④ 航空通信
  • ⑤ 航空法規
実技・・・・
  • ① 事業用操縦士(飛行機、飛行船)と同じ範囲

●自家用操縦士(滑空機)

学科・・・・
  • ① 航空工学
  • ② 航空気象
  • ③ 空中航法
  • ④ 航空通信
  • ⑤ 航空法規
実技・・・・
  • ① 事業用操縦士(滑空機)と同じ範囲

●航空工場整備士

学科・・・・
  • ① 航空力学・取扱知識
  • ② 機体知識
  • ③ 整備・改造・点検知識
  • ④ 法規
実技・・・・
  • ① 機体の装備品の取扱
  • ② 整備・検査
  • ③ 搭載重量配分・重心位置の計算

●運航管理者

学科・・・・
  • ① 航空機全般知識
  • ② 運航知識
  • ③ 保安施設
  • ④ 無線通信
  • ⑤ 航空気象・天気図、空中航法
  • ⑥ 法規
実技・・・・
  • ① 天気図解読
  • ② 気象状態予測
  • ③ 航行援助

●一等、二等航空運行整備士

学科・・・・
  • ① 期待・電子装備品等
  • ② 発動機
  • ③ 航空法規
実技・・・・
  • ① 整備基本技術・検査技術・整備知見
  • ② 日常点検作業

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願書申込み受付期間

科目により申込日程が違います。詳しくは実施団体ホームページをご覧下さい。

  • ① 4月中旬頃の8日間程度
  • ② 6月上旬〜中旬頃までの8日間程度
  • ③ 8月上旬〜中旬頃までの11日間程度
  • ④ 10月中旬頃の9日間程度
  • ⑤ 12月上旬〜中旬頃までの8日間程度
  • ⑥ 2月上旬〜中旬頃までの8日間程度

12月中旬頃の6日間ほど。


試験日程

科目により試験日程が違います。詳しくは実施団体ホームページをご覧下さい。

  • ① 5月中旬頃
  • ② 7月中旬頃
  • ③ 9月中旬頃
  • ④ 11月中旬頃
  • ⑤ 1月中旬頃
  • ⑥ 3月中旬頃

受験地

千歳、岩沼、東京、名古屋、大阪、福岡、宮崎、那覇ほか


受験料

学科

5,600円(航空英語能力証明:22,600円)

実技

種別により異なります。


合格発表日

  • ① 5月下旬頃
  • ② 8月上旬頃
  • ③ 10月上旬頃
  • ④ 12月中旬頃
  • ⑤ 1月下旬頃
  • ⑥ 4月上旬頃

受験申込・問合せ

  • 国土交通省航空局技術部乗員課検定係 03-5253-8111(内線:50136)
  • 東京航空局保安部運用課検査乗員係 03-5275-9321
  • 大阪航空局保安部運用課検査乗員係 06-6949-6229

ホームページ

国土交通省


参考書・問題集

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航空従事者に関連する資格

航空管制官