国家資格 調理師

調理師とは?

名称独占資格。「調理師」とは、調理師の名称を用いて調理の業務に従事することができる者として都道府県知事の免許を受けた者をいいます。食品の栄養、衛生、食中毒、適切な調理法など関連分野の幅広い知識を持っていることを証明されます。また、調理師は講習会を受講しなくても食品衛生責任者になることができます。
  名称独占  指定学校卒業で取得できる資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
合格率は、65.4%ほど。


近年の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 21,547   14,091   65.4%  
令和3年度 24,230   15,896   65.6%  
令和2年度 21,096   14,814   70.2%  
令和1年度 25,451   16,904   66.4%  
30年度 28,370   17,472   61.6%  

就職は? ホテル、料亭、旅館、割烹、各料理店、給食センター、製菓関連など。独立するには、センス、技術も必要だが、営業力も必須です。
仕事内容は? 調理全般(和食・洋食・中華・その他。新人はやはり掃除からが基本です。
年収は? 飲食物調理従事者の平均年収は358.9万円(賞与込)です。

2023年 男性  給料


 

2023年 女性  給料


平均年収:409.1万円
平均月収:31.1万円
平均時給:1,631円
年間賞与等:35.0万円
平均年齢:44.2歳
平均勤続年数:10.6年

 

平均年収:291.2万円
平均月収:21.9万円
平均時給:1,269円
年間賞与等:27.6万円
平均年齢:44.2歳
平均勤続年数:8.2年

(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

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 資 格 概 要

受験資格

下記1.〜4.までのいずれかの学歴を持ち、5.の実務経験を持つ者が受験できます。

  1. 中学校卒業以上の者
  2. 旧制国民学校高等科の修了者、旧制中学校2年の課程の修了者又は調理師法施行規則(昭和33年厚生省令第46号)附則第3項の規定によりこれらの者と同等の学力があると認められる者
  3. 以下のいずれかで2年以上調理業務経験者。
  • 飲食店(旅館、簡易宿泊所を含む)
  • 魚介類販売業(販売の実は除く)
  • 惣菜製造業(煮物(佃煮を含む。)・焼物(炒め物を含む。)・揚げ物・蒸し物・酢の物又は和え物を製造する営業)
  • 学校、病院、寮などの給食施設(継続して1日20食以上又は1日50食以上調理する施設)

試験内容

マークシート:60問

  • ① 公衆衛生学
  • ② 食品学
  • ③ 栄養学
  • ④ 食品衛生学
  • ⑤ 調理理論
  • ⑥ 食文化概論

☆こんな問題が出ます



合格基準

全科目の合計得点が満点の6割以上で、0点の科目が無いこと。


免除(科目等)について

厚生労働大臣が指定した調理師養成施設(専門学校、専修学校、各種学校、高等学校等)において、1年以上、調理、栄養および衛生に関して調理師として必要な知識および技能を修得した者は試験免除になります。


願書申込み受付期間

5月上旬〜6月上旬頃まで

※ 岩手県・秋田県・山形県・千葉県・山梨県・香川県の受験申請については、各県で受付しています。
詳細については、<こちら>でご確認ください。


試験日程

10月下旬頃

※ 岩手県・秋田県・山形県・千葉県・山梨県・香川県の受験申請については、各県で受付しています。
詳細については、<こちら>でご確認ください。


受験地

各都道府県の指定した受験会場


受験料

おおよそ6,000円〜6,400円程度
詳しくはこちらをご覧下さい。
都道府県により、その県内に住所があり、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・戦傷病者手帳を所持する者については、受験料が免除になる場合があります。


合格発表日

受験日より2ヶ月後位


受験申込・問合せ

公益社団法人 調理技術技能センター 03-3667-1815(平日9時〜17時)
各都道府県庁の担当課


ホームページ

公益社団法人 調理技術技能センター


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調理師に関連する資格

栄養士・管理栄養士  レストランサービス技能士  食生活アドバイザー