仕事PICK UP

行政書士とは?

仕事内容は?

著作権の登録申請、NPO法人の設立認証の申請、会社設立、遺言書や遺産分割協議書の作成、内容証明によるクーリングオフ、建設業許可関係、外国人の出入国事務関係など権利義務や事実証明に関する書類を作成したり、その他、法務相談に応じる仕事で、業務内容は広範囲にわたります。


資格をとるには?

難しい資格なので独学では大変です。スクールなどで分からないことはすぐ聞くなど、効率的に勉強するのが合格の早道だと思います。
教育給付金に対応しているスクールもあるので、利用できるものどしどし使った方がいいです。
または、高卒以上で公務員として17年以上行政職に就き、無試験で取得するという手もあります。


○資格の内容を見てみる(行政書士)


給料ってどれくらい?

開業直後から月間100万円くらい稼ぐ行政書士もいれば、2〜3年たっても、全く稼げない行政書士もいるのが現状。資格取得=高収入とは行きません。
仕事の質の向上や、クライアントとの信頼関係を築くこと、創意工夫が大切です。


将来性は?

改正行政書士法により、官公署提出書類の提出手続を代理したり、契約書等の書類を代理人として作成することができるようなり、仕事の幅も広がっています。
法務コンサルタントとしても期待されており、行政書士の権限や業務範囲はますます広がっています。
勉強を怠らなければ、将来性は十分すぎるほど高い資格です。


スクール&通信教育



仕事インタビュー

人物

○Nさん(男性)
大学卒業後、一般企業の経理部門に就職。司法試験の勉強に専念するために退職。その後、目標を変え、行政書士の資格にチャレンジし、見事合格。
行政書士事務所に5年間勤務し経験を積んだ後、現在の事務所を開設し、見事独立開業を果たした。


資格取得のきっかけは?

経理の仕事を6年間行った後に、会社を退職。司法試験の勉強をしていたのですが、年齢のこともあり、就職のこと考え何か資格を取得しておきたいと思ったのがきっかけです。

資格を取得したての頃は、年齢がネックになっていて(そのほかもあるかも・・・)、資格を持っていても雇用してくれるところはあまりなかったのですが、何とか行政書士事務所に就職することができました。
その事務所で最初の仕事が建設業許可だったのですが、依頼〜許可までに7ヶ月かかりました。
今思えば恐ろしく時間がかかっている仕事ですが、その会社での苦労や経験を多く積めたことが、現在でも役立っています。

その後、会社の近くにあった監査法人からの依頼があった仕事をしながら、人脈を広げ、現在(独立開業)に至っています。


これから行政書士を目指す人に一言

一番にいえるのは資格を持っているだけでは仕事の依頼は全くないと言ってもいいでしょう。
いろいろな場所(弁護士や税理士や他職種の人との交流など)に顔を出したりして(私が好きということもありますが、飲み会などはどんどん参加します。)、人脈の幅を広げることが非常に重要です。
行政書士同士の勉強会後の2次会的な感じで、独立した人の事務所によったりして人脈を積極的に広げる一種の営業活動が重要といえます。

また社会のニーズや法律は時代と共に変化しているので、それに合わせて法律に関する審議会の資料を読んだり、各省庁の白書を読んで動向を調査するなどの勉強を常にしていき、どんどんアピールしていくことが必要です。話しだけでは、難しく聞こえるかもしれませんが、そんなに難しいことではないので、行政書士を目指している人は是非頑張ってもらいたいです。


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