商業経済検定
商業経済検定とは?
商業経済検定とは、物流・経済・金融・保険・法律などの経済社会において必要な一般的な知識から経営活動に必要な知識、マーケティング、経済活動に関わる法律などに関する知識を認定する資格です。「商品と流通」「マーケティング」「経済活動と法」「国際ビジネス」のうちいずれかの2科目に合格すると1級。1科目合格で2級と認定されます。
その他情報
難易度は? | : | ★★☆☆☆(やや易しい)。 近年合格率は、 ビジネス基礎:85.2% マーケティング:69.5% 商品開発と流通:77.2% ビジネス法規:50.5% ビジネスマネジメント:73.3%ほど。 受験者は商業高校の生徒、卒業生が多い。 |
就職は? | : | 企業の経理部門など。商業・経済の仕組み・マーケティング・ビジネス法規の知識の認定が受けられるため、経理関係の仕事につきたい人には簿記の資格と合わせればさらに就職に有利になります。 |
仕事内容は? | : | 予算編成、現金の収支や決済、有価証券報告書作成、税務申告、資金管理業務など多岐にわたる仕事を行います。 |
資 格 概 要
受験資格
制限なし
試験内容
商品と流通、マーケティング、経済活動と法、国際ビジネスの4科目中、
2科目取得で「1級」、1科目取得で「2級」に認定されます。
●1級、2級
(マーケティング、商品開発と流通、ビジネス法規、ビジネス・マネジメントのいずれかの科目のうち1科目取得で2級、2科目取得で1級)
□マーケティング(50問/60分)
- ① 現代市場とマーケティング(12問)
- ② 市場調査(8問)
- ③ 製品政策、価格政策(15問)
- ④ チャネル政策、プロモーション政策(15問)
□商品開発と流通(50問/60分)
- ① 現代市場と商品開発・流通(10問)
- ② 商品の企画、事業計画(30問)
- ③ 流通とプロモーション(10問)
□ビジネス法規(50問/60分)
- ① 法の概要(10問)
- ② 企業活動と法規(15問)
- ③ 知的財産と法規
- ④ 税と法規(7問)
- ⑤ 企業責任と法規 (18問)
□ビジネス・マネジメント(50問/60分)
- ① ビジネスとマネジメント(6問)
- ② 組織のマネジメント(10問)
- ③ 経営資源のマネジメント(20問)
- ④ 企業の秩序と責任、ビジネスの創造と展開(14問)
●3級(50問/40分)
□ビジネス基礎
- ① ビジネスに対する心構え(5問)
- ② 経済と流通(20問)
- ③ 取引とビジネス計算(15問)
- ④ 企業活動(10問)
合格基準
●1級・2級
各科目とも100点満点中、70点以上で合格となります。
※5科目のうち2科目合格で1級。1科目合格で2級として認定されます。
●3級
100点満点中、70点以上で合格となります。
免除(科目等)について
- 商業経済検定試験の「ビジネス基礎」と「マーケティング」の合格者は、リテールマーケティング(販売士)検定試験検定3級試験の「マーケティング」が免除。
- 商業経済検定試験の「ビジネス基礎」と「マーケティング」に加え、「商品と流通」・「国際ビジネス」・「経済活動と法」「ビジネス経済A」のいずれか1科目の合格者は、販売士検定3級試験の「マーケティング」の他に、「販売・経営
管理」が免除されます。
(商業経済検定合格後の2回に限る)
願書申込み受付期間
11月上旬〜中旬頃まで
試験日程
2月第1日曜日
受験地
全国各地で実施
受験料(税込み)
●1級〜3級
1科目:1,600円
合格発表日
受験日より1ヶ月以内
受験申込・問合せ
公益財団法人 全国商業高等学校協会 03-3357-7911