民間資格 林業技士

林業技士とは?

森林を守りながら、合理的な林業経営や、その指導を専門に行う技術者を認定する資格です。なお、林業技士のうち森林評価部門については、森林評価士の登録資格を併せ判定することとしております。
登録証の有効期間は、合格年度を基準として、翌年4月1日から5年間で、更新するには、一定の点数または、CPD(技術者継続教育)を行う必要があります。 。
  名称独占  講習プラス試験で取れる資格  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★☆☆☆☆(やさしい)。
通信教育とスクーリング、修了考査で取得できます。
近年合格率は、50.9%ほど(2020年)。
就職先は? 環境アセスメント会社など。
仕事内容は? 森林保護、森林施業計画、造林などの事業に関わる計画書の作成及び実行、林道の調査、設計・施工管理、指導などを行います。

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 資 格 概 要

受講資格

□森林総合監理部門
  1. 森林の分析、評価、検証、森林施業管理等の技術又は技術研究に関して指導的立場での経験年数10年以上で、かつ、これを含め実務経験が20年以上の者。
  2. 森林の分析、評価、検証、森林施業管理等の技術又は技術研究に関して実務経験10年以上で、林業技士の「森林環境部門」に加え「他部門」の資格を有している者。
  3. 森林の分析、評価、検証、森林施業管理等の技術又は技術研究に関して実務経験10年以上で、技術士(林業部門)、博士号取得者、林業専門技術員(SP)の資格を有している者。

□森林総合監理部門を除く他の部門
  1. 大学院の林業関係学科卒業後、実務経験5年以上の者。
  2. 大学院及び大学の林業関係学科以外を卒業後、実務経験10年以上の者。
  3. 大学の林業関係学科卒業後、実務経験7年以上の者。
  4. 短期大学の林業関係学科卒業後、実務経験10年以上の者。
  5. 短期大学の林業関係学科以外を卒業後、実務経験12年以上の者。
  6. 林野庁研修規定による養成研修専攻科卒業後、実務経験10年以上の者。
  7. 高校卒業の林業関係学科卒業後、実務経験12年以上の者。
  8. 高校卒業の林業関係学科以外を卒業後、実務経験14年以上の者。
  9. その他の学歴の場合は、18歳以上からの実務経験14年以上の者。

受講内容


森林評価、林産、森林土木、林業機械、林業経営、林業環境、森林総合監理、と8つの部門に分かれています。

●通信研修・・・・レポートを3回提出

●スクーリング研修

レポートの成績が基準値以上の者に4日間の日程で行われます。
(森林総合監理部門は2日間)
教科内容は以下の通り

□林業経営
  • ① 森林管理
  • ② 森林造成
  • ③ 生産技術
  • ④ 間伐技術
  • ⑤ 労働安全衛生
  • ⑥ 森林計画の実際
  • ⑦ 保安林制度
  • ⑧ 集約化施業の実際
  • ⑨ 木材加工流通
  • ⑩ 森林測量
□林業機械
  • ① 林業機械化総論
  • ② 架線集材
  • ③ 機械化作業システム
  • ④ 労働安全衛生
  • ⑤ 作業道作設
□森林土木
  • ① 林業技術
  • ② 治山技術
  • ③ 森林土木における地質と地形
  • ④ 保安林制度
  • ⑤ 労働安全衛生
  • ⑥ 作業システムと路網計画
  • ⑦ 生物多様性保全と森林土木
□森林評価
  • ① 林地評価(基準と実務)
  • ② 立木評価
  • ③ 林業税制
  • ④ 森林測定
  • ⑤ 森林の新しい経済価値
  • ⑥ 境界確定
□森林環境
  • ① 森林生態系と森林管理
  • ② 生物多様性保全(動物)
  • ③ 生物多様性保全(植物)
  • ④ 森林景観評価
  • ⑤ 環境関係法規
  • ⑥ 環境影響評価実務
□林産
  • ① 複合木質材料
  • ② 製材技術
  • ③ 木材乾燥技術
  • ④ 木材保存
  • ⑤ 木構造利用
  • ⑥ チップ・紙パルプ
  • ⑦ 木材流通
  • ⑧ 木質バイオマス利用
□森林総合管理
  • ① 持続可能な森林管理
  • ② 森林認証問題
  • ③ 森林計画の実際
  • ④ 森林・林業の国際動向
  • ⑤ 作業システムと路網計画
  • ⑥ 集約化施業の実際
  • ⑦ 新しい森林の価値
  • ⑧ 森林情報のIT化
□作業道作設
  • ① 森林施業と作業システム
  • ② 作業道の路線選定
  • ③ 作業道の作設

●講習修了認定

レポート

  • ① 林道技術
  • ② 治山技術
  • ③ 森林土木と環境調査
  • ④ 労働安全衛生
  • ⑤ 保安林制度

とスクーリングの成績で判定されます。


合格基準

●講習修了認定

以下の条件を満たすことで合格となります。

  • 通信研修におけるレポート審査及び、スクーリング研修における試験において、それぞれ全科目の平均点が60%以上。
  • 全科目中、原則として、得点が40%未満の科目が無いこと。(森林総合監督部門は60%未満)

免除(科目等)について

スクーリング研修で所定の得点をめることがきなかった者については、次年度に限り、通信研修が免除されます。


願書申込み受付期間

●養成研修

  • ① 5月上旬〜6月下旬頃まで

●資格要件審査

  • ② 7月上旬〜8月下旬頃まで

受講日程

●通信研修

8月上旬頃から9月下旬頃までの2ヶ月間


●レポート提出期限

通信研修レポートの提出は、原則3回(第1回8月20日締切、第2回9月10日締切、第3回9月30日締切)で期限厳守です。
遅延や類似レポートの提出は減点や失格となります


●スクーリング研修

10月下旬から12月中旬のうち4日間(林業経営部門は5日間)


受講地

東京


受講料(税込み)

●通信研修・・・・33,000円+テキスト代

●スクーリング研修・・・・27,500円(林業経営部門は34,320円)

その他市販図書を必須テキストとして使用するため購入することが必要。
各科目のテキスト合計金額は以下の通り。

  • 林業経営・・・・12,380円
  • 林業機械(森林作業システム)・・・・17,840円
  • 森林土木・・・・14,790円
  • 森林評価・・・・7,120円
  • 森林環境・・・・5,000円
  • 森林総合管理・・・・8,860円

合格発表日

2月中旬頃
登録手数料:22,000円


合格後の更新について

林業技士の有効期間は5年間です。
更新するためには、有効期限内(直前5年間)において、森林・林業・木材産業関係の技術、知識の研鑽を一定の点数又は一定のCPD(技術者継続教育)時間以上実施し、登録更新手数料(3,300円)を振込みする必要があります。 具体的な「登録更新の基準」はこちらをご覧下さい。(PDF)
更新を行わなかった場合、「登録」が失効します。「登録」失効後、再登録するには、登録更新の基準を満たし、再登録申請を行う必要があります。


受講申込・問合せ

一般社団法人 日本林業技術協会 林業技士養成事務局 03-3261-6692


ホームページ

一般社団法人 日本林業技術協会


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