民間資格 コンクリート診断士

コンクリート診断士とは?

硬化コンクリートの性質、劣化機構、診断手法、 補修・補強に関する知識などを認定する資格。
  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★★★☆(やや難しい)。
近年合格率は、16.0%ほど。
就職は? 診断補修専門会社、設計事務所、コンサルタント会社、電力会社、生コンクリート・セメント会社など。近代建築においてコンクリート造の建造物が増えている現在、事故防止などの安全面において、コンクリート診断士は必要不可欠とされており、需要は多い。
仕事内容は? 新規構造物のひび割れ診断、コンクリートの劣化における調査・測定、判定、予測および補修対策などを行います。

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 資 格 概 要

受験資格

学歴実務経験等により細かく規定されています。
詳しくはホームページをご覧ください。


試験内容

※コンクリート診断士試験の受験には診断士講習会受講が必須です。
ただし、前年度診断士講習会の受講者は本年度の受講は免除されます。(受講修了証は2年間有効)

●講習会(2日間)

□1日目
  • ① 基礎編:変状の種類、劣化の機構(1時間40分)
  • ② 基礎編:測定方法、評価・判定、補修(2時間+1時間40分)
□2日目
  • ① 基礎編:補修・補強の方法(1時間40分)
  • ② 応用編:判断実例、基準類の変遷(2時間+1時間40分)

●試験

(四肢択一問題、記述式問題/3時間30分)

  • ① 変状の種類と原因
  • ② 劣化の機構
  • ③ 調査手法
  • ④ 劣化予測、評価および判定基準
  • ⑤ 対策の種類、補修・補強工法
  • ⑥ 建築物あるいは土木構造物の診断の考え方・調査
  • ⑦ 技術・基準類の変遷

●研修 (4年ごとの登録更新において、受講が必須となります。)

  • ① 診断技術改訂の要点
  • ② 特別講演
  • ③ ケーススタディ


合格基準

●試験

全問中、おおよそ70%以上の正答率で合格となります。
(試験年度の難易度により、変動します。)
ただし、択一式、記述式とも60%以下の場合、不合格となります。


免除(科目等)について

●講習会

前年度診断士講習会の受講者は本年度の受講は免除されます。


願書申込み受付期間

●講習(e-ラーニング)

12月上旬〜2月中旬頃まで。


●試験

4月上旬〜5月下旬頃まで


試験日程

●講習(e-ラーニング)

4月上旬〜5月中旬頃まで。


●試験

7月下旬頃


●研修

毎年10月(1日間)


受験地

●講習(e-ラーニング)

自宅などのインターネット環境がある場所。


●試験

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄


●研修

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、高松、福岡


受験料(税込み)

●講習(e-ラーニング)

23,000円


●試験

11,000円(別途登録料:7,000円が必要)
登録しないと「コンクリート診断士」の称号は使用できません。


●研修

8,800円


合格発表日

9月末頃

登録料:7,000円
登録証発行手数料:1,320円(一通)
登録者証(カード):1,500円(一通)


合格後の更新について

コンクリート診断士の登録有効期間は4年間です。
更新するためには、維持・向上のために必要な最新の技術あるいは診断事例等に関する研修(10月中の1日)を受講し、再登録料(7,000円)を支払う必要があります。
●研修会受講料:8,800円(税込み)

更新を行わなかった場合は、登録が失効し、コンクリート診断士の称号を使用することができなくなります。


受験申込・問合せ

公益社団法人 日本コンクリート工学会 診断士係 03-3263-1571


ホームページ

公益社団法人 日本コンクリート工学会


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