民間資格 自転車技士(旧自転車組立整備士)

自転車技士((旧)自転車組立整備士)とは?

自転車の組立や検査・整備を行ううえで必要な知識や技術を認定する資格です。
  インターネットで申し込める資格  更新が必要な資格

その他情報

難易度は? ★★☆☆☆(やや易しい)。
近年合格率は、
実技:65.6%
学科:69.4%ほど。
5年毎に資格更新する必要が有ります。
就職は? この資格だけで就職は難しい。自転車販売店などに就職し、経験を積んで資格を取得するのが一般的。
仕事内容は? 自転車に安全使用してもらうため、整備や修理を行います。
年収は? その他の機械整備・修理従事者の平均年収は605.7万円(賞与込)です。

2023年 男性  給料


 

2023年 女性  給料


平均年収:607.1万円
平均月収:36.4万円
平均時給:2,107円
年間賞与等:169.5万円
平均年齢:41.9歳
平均勤続年数:15.9年

 

平均年収:564.8万円
平均月収:28.7万円
平均時給:1,774円
年間賞与等:219.8万円
平均年齢:43.6歳
平均勤続年数:8.2年

(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

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 資 格 概 要

受験資格

18歳以上で、自転車の組立、検査、整備に関して、2年以上の実務経験者又は、協会が認定した専修学校(専門学校)※1の専門課程の学科において2年以上の教育を修了していること。

※1

  • 東京サイクルデザイン専門学校
  • 国際サイクル専門学校
  • 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ大阪

試験内容

●実技試験

1.分解(25分)・・・後車輪、チェーン、リヤディレーラの取外し等
2.組立(80分)・・・1.で分解した状態から適切な工具を使用して、一般用自
           転車に適合する完成車にする。

実技試験は、次の受験用自転車を受験者が持参し、7分組の状態から分解及び組立の実技について試験を実施します。
実技試験に使用する自転車は、次の仕様に適合する市販のスポーティ(スポーツ)車(マウンテンバイク類形車を含む。)又は、マウンテンバイク(MTB)で新車で、以下の仕様でないものは実技試験を受験できません。

  • ① リムはアルミのものに限る。
  • ② フラット形のハンドルバーの場合は中心線が目視で曲がりの確認できるものに限る。(直線状のものでないこと)
  • ③ 二輪で1人乗り。
  • ④ 全長190p以下、全幅60p以下。(マウンテンバイクも全幅60p以下)
  • ⑤ 車輪の径の呼び26以上。
  • ⑥ フロントディレーラ付きで大ギヤ2段以上。ワイヤ式に限る。
  • ⑦ リヤディレーラ(外装変速機)付きで小ギヤ6段以上。ワイヤ式に限る。
  • ⑧ 前車輪、後車輪ともに32本以上のスポーク組。(後輪は左右ともあやどりがしてあり且つオフセット組されていること)
  • ⑨ スポークは、プレーンスポーク(断面が全長に渡って円形で、太さが均一な曲がりが確認できる曲がりが確認できないもの)。呼びは、No.13、No.14、No.15のいずれかとし、材質は、鋼又はステンレスに限る。
  • ⑩ 前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締付け式又はクイックレリーズ式ハブのもの。
  • ⑪ 後車輪のハブは丸穴式のみとする。
  • ⑫ ブレーキは前・後ともキャリパブレーキ(カンチレバー形、サイドプル形、センタプル形、カンチレバーV形)とし、他のブレーキ(ディスクブレーキ、ローラブレーキ等)のものは認めない。
  • ⑬ サスペンション付きでもよい。
  • ⑭ 折りたたみ車でないこと。
  • ⑮ 多段小ギヤ用ユニットハブ又は多段フリーホイ−ル用普通後ハブのもの。
  • ⑯ リヤリフレクタ(後部反射器)を装備すること。リヤリフレクタの欠品は、減点とします。
  • ⑰ ベルを装備すること。ベルの欠品は、減点とします。
  • ⑱ スタンドは1本スタンド又はセンタースタンドのもの。スタンドの欠品は、減点とします。


減点方式で審査します。減点の合計が30点以下を合格とします。ただし、必須項目及び未完成の審査内容の1つでも該当する場合は、不合格とします。


●学科試験

  • ① 自転車の構造、機能及び性能に関する知識
  • ② 自転車の組立及び検査に関する知識
  • ③ 自転車の整備に関する知識
  • ④ 工業標準化法及び自転車・同部品の日本工業規格に関する知識
  • ⑤ 自転車の安全基準に関する知識


平成17年度より、従来の自転車組立整備士から、新たに自転車技士に生まれ変わっています。
新制度は、更新制度を導入し、5年毎に資格更新をする必要があります。
但し、従来制度により取得した自転車組立整備士は、新制度導入後も引き続き有効ですが、平成22年度からは自転車組立整備士の方のための自転車技士の資格取得のための学科試験を受験することにより、新制度の技士資格の取得が可能です。


合格基準

●実技試験

減点方式で審査し、減点数の合計が、30点以下で合格となります。
ただし、必須項目及び、未完成の審査内容の一つでも該当する場合は、不合格となります。


●学科試験

100点満点中、70点以上で合格となります。


免除(科目等)について

前年度の試験において、実技試験又は、学科試験のいずれかにのみ合格した者は、次回に限り、合格科目が免除されます。


願書申込み受付期間

5月下旬〜6月上旬頃まで


試験日程

8月上旬〜9月上旬頃までの地域ごとの試験日
地域により、実施時期が違います。詳しくは実施団体HPをご覧下さい。
(同一年度内には、1回のみ受験できます。)


受験地

北海道、宮城、茨城、埼玉、千葉、東京、愛知、京都、大阪、広島、香川、福岡


受験料

免除無し:22,590円
学科試験免除者:14,450円
実技試験免除者:8,700円

自転車安全整備士との同時受験:30,840円
その他、同時受検の免除による受験料は免除される科目により受験料が異なります。詳しくは実施案内をご覧下さい。


合格発表日

10月上旬頃


合格後の更新について

自転車技士の有効期間は5年間です。(自転車組立整備士取得者は更新の必要はありません)
更新するためには、自転車技士更新テキストから出題される簡単なテストを行い、申請手続を行うことで完了します。(更新手続きの有効期限は、有効期限日の当日の消印まで)
更新手数料:2,200円


受験申込・問合せ

一般社団法人 日本車両検査協会 本部 03-5902-3455


ホームページ

一般社団法人 日本車両検査協会


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