民間資格 安全保障輸出管理実務能力認定試験

安全保障輸出管理実務能力認定試験とは?

安全保障輸出管理実務能力認定試験とは、Security Trade Control(安全保障輸出管理)の略で、企業・大学等の輸出管理で活躍できる人材の育成・コンプライアンアの徹底等を目的として、一般財団法人 安全保障貿易情報センター(CISTEC)が、産業界の要望を受け、平成16年度から実施している民間資格です。 Expertで法令編のみ合格した場合は「Legal Expert」として認定されます。「Legal Expert」認定後、2年以内に「貨物・技術編」に合格することで、「Expert」と認定されます。
(「貨物・技術編」のみの受験には、STC Legal Expertの認定カードが必要です。 )
  インターネットで申し込める資格

その他情報

難易度は? Associate、Advanced:★★☆☆☆(やや易しい)
Expert:★★★★☆(やや難しい)。
近年合格率は、
STC Associate:58.1%
STC Advanced:46.9%
STC Expert:8.5%
Legal Expert:8.2%
準LegalExpert:8.4%
貨物・技術編:68.1%ほど。合格者数・合格率はともに年々下降し、難易度は上昇中。
勉強時間は? 勉強時間はAssociate:40〜60時間(初学者)STC Expert/STC Legal Expert:約120時間(実務担当者)。
Associateは輸出管理について基本的問題が全般的に出題されますので、十分に基礎を固める必要があります。Expertについては、問題の中には、回答5個中から複数回答のものがあったり、引っかけ的な問題があったりします。また、通常兵器キャッチオール規制も押さえておく必要があります。 安全保障輸出管理eラーニング教材や過去問が無料で提供されていますので是非活用しましょう。
eラーニング教材
過去問
就職は? 企業の輸出管理部門や法務部など。
仕事内容は? 安全保障貿易の規制に則った輸出管理、国内外の契約関連業務のほか、法務関連の業務も任せられる場合があります。

関連書籍はこちら [PR]


 資 格 概 要

受験資格

●STC Associate

制限なし


●STC Expert/STC Legal Expert

制限なし
ただし、Legal Expert取得者が「貨物・技術編」を受験する場合は、STC Legal Expertの認定カードが必要。


試験内容

●STC Associate(正誤問題:25問/45分)

外国為替及び外国貿易法第25条及び同法第48条第1項に関する輸出管理実務
(試験開催時に施行の法令に準拠)

  • ① 概論
  • ② 輸出規制の枠組み
  • ③ 我が国の法制度
  • ④ 許可申請手続き
  • ⑤ 企業の輸出管理

☆こんな問題が出ます


●STC Advanced(マークシート択一式:25問/50分)

外国為替及び外国貿易法第25条及び同法第48条第1項に関する輸出管理実務(試験開催時に施行の法令に準拠)

  • ① 外為法と国際輸出管理レジーム
  • ② リスト規制(貨物)
  • ③ リスト規制(技術)
  • ④ 該非判定
  • ⑤ 特例 リスト規制該当貨物
  • ⑥ 特例 リスト規制該当技術
  • ⑦ キャッチオール規制
  • ⑧ 仲介貿易取引・外国間等技術取引
  • ⑨ 許可関連
  • ⑩ 行政制裁・刑罰
  • ⑪ 輸出管理内部規程(CP)関連
  • ⑫ 米国再輸出規制関連

☆こんな問題が出ます


●STC Expert

外国為替及び外国貿易法第25条及び同法第48条第1項等に関する輸出管理実務及び関連実務(米国再輸出規制(EAR)を含む。)(試験開催時に施行の法令に準拠)

□法令編(25問(択一式20問、選択式5問)/120分)
  • ① 概論
  • ② 輸出規制の枠組み
  • ③ 我が国の法制度一般
  • ④ 特例関連
  • ⑤ 包括許可関連
  • ⑥ 役務取引関連
  • ⑦ キャッチオール規制関連
  • ⑧ 取引審査関連
  • ⑨ 申請手続き関連
  • ⑩ 企業の輸出管理関連
  • ⑪ 米国再輸出規制関連(EAR関連)
□貨物・技術編(択一式10問/45分)
  • ① 核・原子力関連資機材(3問)
  • ② 航空宇宙関連資機材、レーダー・航法関連、センサー・レーザー関連(5問)
  • ③ 化学製剤原料関連(2問)
  • ④ 化学兵器製造関連資機材(2問)
  • ⑤ 生物兵器製造関連資機材(2問)
  • ⑥ 先端材料関連(3問)
  • ⑦ 材料加工関連(軸受、工作機械、測定装置、ロボット、塑性 加工)(4問)
  • ⑧ エレクトロニクス関連(半導体集積回路、電子デバイス、計測器、半導体製造装置)(4問)
  • ⑨ コンピュータ関連(2問)
  • ⑩ 通信・情報セキュリティ関連(3問)

●STC Legal Expert

□法令編(25問(択一式20問、選択式5問)/120分)
  • ① 概論
  • ② 輸出規制の枠組み
  • ③ 我が国の法制度一般
  • ④ 特例関連
  • ⑤ 包括許可関連
  • ⑥ 役務取引関連
  • ⑦ キャッチオール規制関連
  • ⑧ 取引審査関連
  • ⑨ 申請手続き関連
  • ⑩ 企業の輸出管理関連
  • ⑪ 米国再輸出規制関連(EAR関連)

☆こんな問題が出ます


注1
STC Expertを受験し、「法令編」のみ合格の場合と
Legal Expertを受験し、合格した場合は「Legal Expert」と認定されます。

注2
また、Legal Expertが不合格になった場合も上位得点者を合格と準じ「STC 準 Legal Expert」となります。
「準 Legal Expert」が「Expert」を目指す場合は、最初からの受験が必要となります。
その他、詳細はこちらをご覧下さい。


合格基準

●STC Associate

25点満点中、おおよそ20点以上で合格となります。


●STC Associate

25点満点中、おおよそ20点以上で合格となります。


●STC Expert、Legal Expert

Expert:30点満点中、おおよそ25点以上で合格となります。
Expert貨物・技術編:10点満点中、おおよそ7点以上で合格となります。
Legal Expert:30点満点中、おおよそ21点以上で合格となります。

「 Expert」又は「Legal Expert」を受験し、法令編で一定基準の成績を収めれば、準Legal Expertの資格を取得できます。


願書申込み受付期間

●STC Associate

  • ① 5月中旬〜7月上旬頃まで
  • ② 8月上旬〜9月下旬頃まで
  • ③ 11月中旬〜1月中旬頃まで(年3回)

●STC Advanced

  • ② 5月中旬〜7月上旬頃まで
  • ③ 11月中旬〜1月中旬頃まで(年2回)

●STC Expert/STC Legal Expert

  • ④ 2月中旬〜4月上旬頃まで(年1回)

試験日程

●STC Associate

  • ① 7月下旬頃
  • ② 10月上旬頃
  • ③ 1月下旬頃(年3回)

●STC Advanced

  • ② 7月下旬頃
  • ③ 1月下旬頃(年2回)

●STC Expert/STC Legal Expert

  • ④ 4月下旬頃(年1回)

受験地

●STC Associate、Advanced

東京、名古屋、大阪、福岡


●STC Expert/STC Legal Expert

東京、名古屋、大阪


受験料(税込み)

●STC Associate・・・・6,600円

●STC Advanced・・・・7,700円

●STC Expert/STC Legal Expert

・STC Expert(法令編+貨物・技術編)・・・・7,300円
・STC Expert(貨物・技術編のみ)・・・・3.200円※
 (※過去2年間のLegal Expert合格者のみ)
・STC Legal Expert(法令編のみ)・・・・6,300円


合格発表日

●STC Associate

  • ① 8月上旬頃
  • ② 10月中旬頃
  • ③ 2月中旬頃

●STC Advanced

  • ② 8月上旬頃
  • ③ 2月中旬頃

●STC Expert/STC Legal Expert

  • ④ 6月上旬頃

受験申込・問合せ

一般財団法人 安全保障貿易情報センター
安全保障輸出管理実務能力認定試験センター 03-3593-1147
試験に関する問合せはフォームをご利用下さい。
問合せフォーム


ホームページ

一般財団法人 安全保障貿易情報センター


参考書・問題集

関連書籍はこちら [PR]


安全保障輸出管理実務能力認定試験に関連する資格

通関士  貿易実務検定  AIBA認定 貿易アドバイザー


更新が必要な資格