民間資格 実用数学技能検定

実用数学技能検定とは?

実用数学技能検定とは、数学・算数に関する能力を認定する資格です。
実用数学技能検定級以上(2級、準1級、1級のいずれかの級)の合格者は、文部科学省が行う高等学校卒業程度認定試験の「数学」科目が試験免除されます(合格証明書が必要です)。
2020年度4月検定から9級、10級、11級の個人受験の会場受付は廃止となります。
  自宅・ネットで取れる資格  コンビニで申込みできる資格  インターネットで申し込める資格  受験料をクレジットカード払いにできる資格  更新が必要な資格  身体上の障害等に係る特別措置がある資格  CBTで受験できる資格

その他情報

難易度は? 1級:★★★★☆(やや難しい)。
準1級:★★★☆☆(普通)。
準2級〜3級:★★☆☆☆(やや易しい)。
3級〜11級:★☆☆☆☆(やさしい)。
近年累計合格率は、
1級:12.1%
準1級:22.5%
2級:34.5%
準2級:44.5%
3級:66.6%
4級:73.4%
5級:77.1%
6級:81.8%
7級:80.2%
8級:87.7%
9級:88.5%
10級:93.8%
11級:94.8%
ゴールドスター:98.4%
シルバースター:99.5%ほど。
1級は、なかなかの難関です。
就職は? 数検2級以上を取得すると、文部科学省が実施する高等学校卒業程度認定試験の数学が免除されるほか、3級以上の個人受検の合格者に対し、厚生労働省のYES−プログラムにおいて若年者就職基礎能力取得証明書を取得できます。
その他、大学・短期大学・高等学校・中学校などの一般・推薦入試において、入試優遇制度が利用できます。詳細はこちら

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 資 格 概 要

受験資格

制限なし


試験内容

1級〜5級は「数学検定」
6級〜11級は「算数検定」
ゴールドスター、シルバースターは「かず・かたち検定」となります。

●1級(大学程度・一般)

□1次:計算技能検定(7問/60分)
□2次:数理技能検定(2題必須・5題より2題選択/120分)

<検定の内容>

  • ① 解析
  • 微分法、積分法、基本的な微分方程式、多変数関数(偏微分・重積分)、基本的な複素解析
  • ② 線形代数
  • 線形方程式、行列、行列式、線形変換、線形空間、計量線形空間、曲線と曲面、線形計画法、二次形式、固有値、多項式、代数方程式、初等整数論
  • ③ 確率統計
  • 確率、確率分布、回帰分析、相関係数
  • ④ コンピュータ
  • 数値解析、アルゴリズムの基礎
  • ⑤ その他
  • 自然科学への数学の応用 など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●準1級(高校3年生(数学V・C)程度)

□1次・・・・計算技能検定(7問/60分)
□2次・・・・数理技能検定(2題必須・5題より2題選択/120分)

<検定の内容>

  • <数列と極限、関数と極限、いろいろな関数(分数関数・無理関数)、合成関数、逆関数、微分法・積分法、行列の演算と一次変換、いろいろな曲線、複素数平面、基礎的統計処理、コンピュータ(数式処理) など
  • 式と証明、分数式、高次方程式、いろいろな関数(指数関数・対数関数・三角関数・高次関数)、点と直線、円の方程式、軌跡と領域、微分係数と導関数、不定積分と定積分、ベクトル、複素数、方程式の解、確率分布と統計的な推測、コンピュータ(数値計算) など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●2級(高校2年生(数学U・B)程度)

□1次・・・・計算技能検定(15問/50分)
□2次・・・・数理技能検定(2題必須・5題より3題選択/90分)

<検定の内容>

  • 式と証明、分数式、高次方程式、いろいろな関数(指数関数・対数関数・三角関数・高次関数)、点と直線、円の方程式、軌跡と領域、微分係数と導関数、不定積分と定積分、ベクトル、複素数、方程式の解、確率分布と統計的な推測、コンピュータ(数値計算) など
  • 数と集合、数と式、二次関数・グラフ、二次不等式、三角比、データの分析、場合の数、確率、整数の性質、 n進法、図形の性質、等差数列、等比数列、コンピュータ(流れ図・近似値)、統計処理の基礎、離散グラフ、数学の歴史的観点 など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●準2級(高校1年生(数学T・A)程度)

□1次・・・・計算技能検定(15問/50分)
□2次・・・・数理技能検定(10問/90分)

<検定の内容>

  • 数と集合、数と式、二次関数・グラフ、二次不等式、三角比、データの分析、場合の数、確率、整数の性質、 n進法、図形の性質、等差数列、等比数列、コンピュータ(流れ図・近似値)、統計処理の基礎、離散グラフ、数学の歴史的観点 など
  • 平方根、式の展開と因数分解、素因数分解、二次方程式、三平方の定理、円の性質、相似比、面積比、体積比、簡単な二次関数、簡単な統計 など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●3級(中学校3年生程度)

□1次・・・・計算技能検定(30問/50分)
□2次・・・・数理技能検定(20問/60分)

<検定の内容>

  • 平方根、式の展開と因数分解、素因数分解、二次方程式、三平方の定理、円の性質、相似比、面積比、体積比、簡単な二次関数、簡単な統計 など
  • 文字式を用いた簡単な式の四則混合計算、文字式の利用と等式の変形、一元一次不等式、連立方程式、平行線の性質、平行線と線分の比、三角形の合同条件、四角形の性質、相似条件、一次関数、確率の基礎、相関図と相関表 など
  • 正の数・負の数を含む四則混合計算、文字を用いた式、一次式の加法・減法、一元一次方程式、基本的な作図、平行移動、対称移動、回転移動、空間における直線や平面の位置関係、扇形の弧の長さと面積、平面図形の構成、空間図形の切断・投影・展開、柱体・錐体及び球の表面積と体積、直角座標、負の数を含む比例・反比例、近似値と誤差、度数分布とヒストグラム、平均値と範囲 など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●4級(中学校2年生程度)

□1次・・・・計算技能検定(30問/50分)
□2次・・・・数理技能検定(20問/60分)

<検定の内容>

  • 文字式を用いた簡単な式の四則混合計算、文字式の利用と等式の変形、一元一次不等式、連立方程式、平行線の性質、平行線と線分の比、三角形の合同条件、四角形の性質、相似条件、一次関数、確率の基礎、相関図と相関表 など
  • 正の数・負の数を含む四則混合計算、文字を用いた式、一次式の加法・減法、一元一次方程式、基本的な作図、平行移動、対称移動、回転移動、空間における直線や平面の位置関係、扇形の弧の長さと面積、平面図形の構成、空間図形の切断・投影・展開、柱体・錐体及び球の表面積と体積、直角座標、負の数を含む比例・反比例、近似値と誤差、度数分布とヒストグラム、平均値と範囲 など
  • 分数を含む四則混合計算、円の面積、円柱・角柱の体積、速さの理解、縮図・拡大図、対称性などの理解、基本的単位の理解、比の理解、比例や反比例の理解、資料の整理、簡単な文字と式、簡単な測定や計量の理解 など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●5級(中学校1年生程度)

□1次・・・・計算技能検定(30問/50分)
□2次・・・・数理技能検定(20問/60分)

<検定の内容>

  • 正の数・負の数を含む四則混合計算、文字を用いた式、一次式の加法・減法、一元一次方程式、基本的な作図、平行移動、対称移動、回転移動、空間における直線や平面の位置関係、扇形の弧の長さと面積、平面図形の構成、空間図形の切断・投影・展開、柱体・錐体及び球の表面積と体積、直角座標、負の数を含む比例・反比例、近似値と誤差、度数分布とヒストグラム、平均値と範囲 など
  • 分数を含む四則混合計算、円の面積、円柱・角柱の体積、速さの理解、縮図・拡大図、対称性などの理解、基本的単位の理解、比の理解、比例や反比例の理解、資料の整理、簡単な文字と式、簡単な測定や計量の理解 など
  • 整数や小数の四則混合計算、約数・倍数、分数の加減、三角形・四角形の面積、三角形・四角形の内角の和、立方体・直方体の体積、平均、単位量あたりの大きさ、多角形、図形の合同、円周の長さ、角柱・円柱、簡単な比例、基本的なグラフの表現、割合や百分率の理解 など


初めて受検するときは1次・2次両方を受検します。


●6級(小学校6年生程度)

(30問/50分) <検定の内容>

  • 分数を含む四則混合計算、円の面積、円柱・角柱の体積、速さの理解、縮図・拡大図、対称性などの理解、基本的単位の理解、比の理解、比例や反比例の理解、資料の整理、簡単な文字と式、簡単な測定や計量の理解 など
  • 整数や小数の四則混合計算、約数・倍数、分数の加減、三角形・四角形の面積、三角形・四角形の内角の和、立方体・直方体の体積、平均、単位量あたりの大きさ、多角形、図形の合同、円周の長さ、角柱・円柱、簡単な比例、基本的なグラフの表現、割合や百分率の理解 など

●7級(小学校5年生程度)

(30問/50分)
<検定の内容>

  • 整数や小数の四則混合計算、約数・倍数、分数の加減、三角形・四角形の面積、三角形・四角形の内角の和、立方体・直方体の体積、平均、単位量あたりの大きさ、多角形、図形の合同、円周の長さ、角柱・円柱、簡単な比例、基本的なグラフの表現、割合や百分率の理解 など
  • 整数の四則混合計算、小数・同分母の分数の加減、概数の理解、長方形・正方形の面積、基本的な立体図形の理解、角の大きさ、平行・垂直の理解、平行四辺形・ひし形・台形の理解、表と折れ線グラフ、伴って変わる2つの数量の関係の理解、そろばんの使い方 など

●8級(小学校4年生程度)

(30問/50分)
<検定の内容>

  • 整数の四則混合計算、小数・同分母の分数の加減、概数の理解、長方形・正方形の面積、基本的な立体図形の理解、角の大きさ、平行・垂直の理解、平行四辺形・ひし形・台形の理解、表と折れ線グラフ、伴って変わる2つの数量の関係の理解、そろばんの使い方 など
  • 整数の表し方、整数の加減、2けたの数をかけるかけ算、1けたの数でわるわり算、小数・分数の意味と表し方、小数・分数の加減、長さ・重さ・時間の単位と計算、時刻の理解、円と球の理解、二等辺三角形・正三角形の理解、数量の関係を表す式、表や棒グラフの理解 など

●9級(小学校3年生程度)

(20問/40分)
<検定の内容>

  • 整数の表し方、整数の加減、2けたの数をかけるかけ算、1けたの数でわるわり算、小数・分数の意味と表し方、小数・分数の加減、長さ・重さ・時間の単位と計算、時刻の理解、円と球の理解、二等辺三角形・正三角形の理解、数量の関係を表す式、表や棒グラフの理解 など
  • 百の位までのたし算・ひき算、かけ算の意味と九九、簡単な分数、三角形・四角形の理解、正方形・長方形・直角三角形の理解、箱の形、長さ・水のかさと単位、時間と時計の見方、人数や個数の表やグラフ など

●10級(小学校2年生程度)

(20問/40分)
<検定の内容>

  • 百の位までのたし算・ひき算、かけ算の意味と九九、簡単な分数、三角形・四角形の理解、正方形・長方形・直角三角形の理解、箱の形、長さ・水のかさと単位、時間と時計の見方、人数や個数の表やグラフ など
  • 個数や順番、整数の意味と表し方、整数のたし算・ひき算、長さ・広さ・水の量などの比較、時計の見方、身の回りにあるものの形とその構成、前後・左右などの位置の理解、個数を表す簡単なグラフ など

●11級(小学校1年生程度)

(20問/40分)
<検定の内容>

  • 個数や順番、整数の意味と表し方、整数のたし算・ひき算、長さ・広さ・水の量などの比較、時計の見方、身の回りにあるものの形とその構成、前後・左右などの位置の理解、個数を表す簡単なグラフ など

●ゴールドスター(未就学児童)

(15問/40分)
<検定の内容>

  • 10までの数の理解、合わせた数、◯△□を含む形の基本的な理解、やや複雑な積み木の数の理解、大小・長短・高低・多少・重軽、規則を見いだす力 など


個人受検の自宅受検のみ実施します。


●シルバースター(未就学児童)

(15問/40分)
<検定の内容>

  • 5までの数の理解、◯△□の基本的な理解、簡単な積み木の数の理解、大小・長短・多少、規則を見いだす力 など


個人受検の自宅受検のみ実施します。


☆過去問はこちら


合格基準

●1級〜5級

□1次:70%程度 □2次:60%程度の正答率で合格となります。

●6級〜11級

全問題中、70%程度の正答率で合格となります。


●ゴールドスター、シルバースター

15問中、10問以上正解で合格となります。


免除(科目等)について

●1級

  • 1次試験もしくは、2次試験のどちらかのみ合格した場合、合格した試験が免除されます。(適用期間制限なし)

●準1級〜5級

  • 4月検定以降に1次または2次にのみ合格された場合、合格科目が免除されます。(例:2020年6月検定で1次にのみ合格された方は、2022年3月検定まで1次試験の免除申請が可能です)。
  • 3月検定以前に1次または2次にのみ合格された場合、翌々年の3月検定まで申請により免除されます。

身体上の障害等に係る特別措置について

●公益財団法人 日本数学検定協会

申込前に実施団代までお問い合わせ下さい。
点字問題もしくは拡大文字、受検者にする説明を文書にして対応、代筆やコンピュータによる入力、ものさしや分度器、コンパスなどの使用が困難な場合の配慮、検定時間延長など、可能な限りの措置があります。


●CBTソリューションズ

「ハンディキャップ受験申請書(フォーム)」に記載の上、必要事項を記載し、障害者手帳や医師の診断書写しを添付してフォームにて送信して下さい。


願書申込み受付期間

  • ① 2月上旬〜3月上旬頃まで
  • ② 5月下旬〜6月中旬頃まで
  • ③ 8月下旬〜9月中旬頃まで

試験日程

  • ① 4月上旬頃
  • ② 7月下旬頃
  • ③ 10月下旬頃(年3回)


ゴールドスター、シルバースター(かず・かたち検定)は自宅受験


受験地

全国各地


受験料(税込み)

□1級・・・・8,500円

□準1級・・・・7,300円

□2級・・・・6,500円

□準2級・・・・5,600円

□3級・・・・4,900円、

□4級・5級・・・・4,300円

□6級〜8級・・・・3,200円

□9級〜11級(団体のみ)・・・・2,700円

□ゴールドスター、シルバースター(かず・かたち検定)・・・・2,700円

同一の志願者が同一の検定日に同一の会場に限り、隣接した2階級まで併願受検することができます。
また、以下に該当する受検者は、検定料の1,000円引きが適用されます。適用を受けるためには、該当する1次または2次合格証に記載された合格証番号を申込時に必要となります。


合格発表日

  • ① 4月下旬頃
  • ② 8月上旬頃
  • ③ 11月中旬頃

合格後の更新について

実用数学技能検定の有効期間はありませんが、合格証明書については発行日から1年間有効です。
過去の合格証明書を再発行する場合はこちらをご覧下さい。


受験申込・問合せ

公益財団法人 日本数学検定協会 03-5812-8341
CBTソリューションズ 03-5209-0553


ホームページ

公益財団法人 日本数学検定協会

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参考書・問題集

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