民間資格 自転車安全整備士

自転車安全整備士とは?

自転車安全整備士とは、自転車自転車の点検・整備の知識と技能を認定する資格です。
  インターネットで申し込める資格  

その他情報

難易度は? ★☆☆☆☆(やさしい)。
合格率は、56.5%ほど。
就職は? この資格だけで就職は難しい。自転車販売店などに就職し、経験を積んで資格を取得するのが一般的。
仕事内容は? 自転車の点検・整備、TSマーク(傷害保険・賠償責任保険)の貼付、交通ルールや正しい乗り方、自転車事故の防止の指導などを行います。
年収は? その他の機械整備・修理従事者の平均年収は605.7万円(賞与込)です。

2023年 男性  給料


 

2023年 女性  給料


平均年収:607.1万円
平均月収:36.4万円
平均時給:2,107円
年間賞与等:169.5万円
平均年齢:41.9歳
平均勤続年数:15.9年

 

平均年収:564.8万円
平均月収:28.7万円
平均時給:1,774円
年間賞与等:219.8万円
平均年齢:43.6歳
平均勤続年数:8.2年

(2023年:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より)

関連書籍はこちら [PR]


 資 格 概 要

受験資格

18歳以上で、自転車の組立、検査、整備に関して、2年以上の実務経験者。


試験内容

●実技試験

1.分解(25分)・・・後車輪、チェーン、リヤディレーラの取外し等
2.組立(80分)・・・1.で分解した状態から適切な工具を使用して、一般用自
           転車に適合する完成車にする。

実技試験は、次の受験用自転車を受験者が持参し、7分組の状態から分解及び組立の実技について試験を実施します。
実技試験に使用する自転車は、次の仕様に適合する市販のスポーティ(スポーツ)車(マウンテンバイク類形車を含む。)又は、マウンテンバイク(MTB)で新車で、以下の仕様でないものは実技試験を受験できません。

  • ① リムはアルミのものに限る。
  • ② フラット形のハンドルバーの場合は中心線が目視で曲がりの確認できるものに限る。(直線状のものでないこと)
  • ③ 二輪で1人乗り。
  • ④ 全長190p以下、全幅60p以下。(マウンテンバイクも全幅60p以下)
  • ⑤ 車輪の径の呼び26以上。
  • ⑥ フロントディレーラ付きで大ギヤ2段以上。ワイヤ式に限る。
  • ⑦ リヤディレーラ(外装変速機)付きで小ギヤ6段以上。ワイヤ式に限る。
  • ⑧ 前車輪、後車輪ともに32本以上のスポーク組。(後輪は左右ともあやどりがしてあり且つオフセット組されていること)
  • ⑨ スポークは、プレーンスポーク(断面が全長に渡って円形で、太さが均一な曲がりが確認できる曲がりが確認できないもの)。呼びは、No.13、No.14、No.15のいずれかとし、材質は、鋼又はステンレスに限る。
  • ⑩ 前車輪、後車輪ともにハブの固定はナット締付け式又はクイックレリーズ式ハブのもの。
  • ⑪ 後車輪のハブは丸穴式のみとする。
  • ⑫ ブレーキは前・後ともキャリパブレーキ(カンチレバー形、サイドプル形、センタプル形、カンチレバーV形)とし、他のブレーキ(ディスクブレーキ、ローラブレーキ等)のものは認めない。
  • ⑬ サスペンション付きでもよい。
  • ⑭ 折りたたみ車でないこと。
  • ⑮ 多段小ギヤ用ユニットハブ又は多段フリーホイ−ル用普通後ハブのもの。
  • ⑯ リヤリフレクタ(後部反射器)を装備すること。リヤリフレクタの欠品は、減点とします。
  • ⑰ ベルを装備すること。ベルの欠品は、減点とします。
  • ⑱ スタンドは1本スタンド又はセンタースタンドのもの。スタンドの欠品は、減点とします。


減点方式で審査します。減点の合計が30点以下を合格とします。ただし、必須項目及び未完成の審査内容の1つでも該当する場合は、不合格とします。


●学科試験

  • ① 自転車の構造及び機能に関する知識
  • ② 自転車の点検及び整備に関する知識
  • ③ 自転車の安全利用の指導に関する知識

●面接試験(5分間程度)

  • ① 自転車の安全利用に関する正しい知識
  • ② 自転車利用者に応じた指導など

合格基準

●実技試験

減点方式で審査し、減点数の合計が、30点以下で合格となります。
ただし、必須項目及び、未完成の審査内容の一つでも該当する場合は、不合格となります。


●学科試験

100点満点中、70点以上で合格となります。


●面接試験

面接により、「質問事項の理解度」「安全利用についての指導・助言力」及び「言葉使い・態度・その他」についてそれぞれA(優秀)、B(良好)又はC(安全整備士として適格性を欠く)の3段階評価をし、更にこれを総合評価、総合評価のA及びBで合格となります。


免除(科目等)について

前年度の試験において、実技試験、学科試験又は、面接試験のいずれかに合格した者は、次年度に限り、合格科目が免除されます。


願書申込み受付期間

5月下旬〜6月上旬頃まで


試験日程

8月上旬〜9月上旬頃までの地域ごとの試験日
地域により、実施時期が違います。詳しくは実施団体HPをご覧下さい。
(同一年度内には、1回のみ受験できます。)


受験地

北海道、宮城、茨城、埼玉、千葉、東京、愛知、京都、大阪、広島、香川、福岡


受験料

免除無し:22,590円
面接試験免除者:20,280円
学科試験免除者:16,760円
学科、面接試験免除者:14,450円
実技試験免除者:8,700円
実技、面接試験免除者:6,390円
実技、学科試験免除者:2,850円

自転車安全整備士との同時受験:30,840円
その他、同時受検の免除による受験料は免除される科目により受験料が異なります。詳しくは実施団体HPをご覧下さい。


合格発表日

10月上旬頃


受験申込・問合せ

公益財団法人 日本交通管理技術協会 試験事務局
03-6228-1767(5月上旬〜10月上旬頃まで)
03-3260-3621(上記期間以外)


ホームページ

公益財団法人 日本交通管理技術協会


参考書・問題集

関連書籍はこちら [PR]


自転車安全整備士に関連する資格

自転車技士

更新が必要な資格